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引越しの片付けはいつから始めるか ― 起点は引越し日ではない

始めどきは、引越し日から数えません。大きい物の行き先が決まる日から数えます。粗大ごみとして出す場合、申し込みから引き取りまでに日数がかかるので、そこが実際の締切になります。

余裕があるなら6〜8週間前、現実的な最低ラインは3週間前です。それより短いときは、始めるかどうかではなく、何を諦めるかを決める話になります。

起点は「引越し日」ではなく「大きい物の締切」

引越しの片付けで日程が狂う原因は、ほぼ一つです。大きい物の行き先が最後まで決まらないことです。

小物は、荷物に詰めて新居へ運んでから判断できます。運ぶ量が少し増えるだけです。ところが大きい物は、運ぶと運賃が増え、新居に置き場所がなければまた手放すことになります。そして、手放すには日数がかかります。

粗大ごみとして出す場合、申し込んでから引き取りまでに日数がかかる地域が多く、混み合う時期はさらに延びます。買取に出す場合も、日程の調整が要ります。つまり、片付けの実質的な締切は、引越し日ではなく、大きい物の手配ができる最後の日です。

この日を先に押さえてから、逆算します。

捨て方事典粗大ごみとは ― 大きさの基準・手数料・申込みの考え方どこからが粗大ごみになるかで、手配の締切そのものが動きます。

残り日数ごとの、最初にやること

今どの時点にいるかで、最初の一手が変わります。

残り最初にやることこの時点でやらなくてよいこと
8週間前家じゅうの大きい物を数えて紙に書く。運ぶ・手放す・迷い、の三つに印を付ける荷造り。段ボールもまだ要らない
6週間前手放すと決めた大きい物の行き先を決める。売る物は見てもらう日を取る小物の判断
4週間前粗大ごみの申込みを済ませる。新居の間取りに入る家具かどうかを確認する毎日使う物の荷造り
3週間前使っていない部屋・押入れ・物置から手を付ける。ここが最低ライン細かい仕分け(新居でできる)
2週間前大きい物の手配が取れるか確認。取れなければ、運ぶか持ち込むかに切り替える全部を減らそうとすること
1週間前荷造りに専念する。手放す判断は大きい物だけに絞る小物の要不要

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8週間前から始められるとき

余裕があるときの利点は、判断の重い物に時間をかけられることです。写真、手紙、本、趣味の物。これらは急いで決めると、後で戻したくなる決め方になります。

この時期にやるのは、減らすことではなく、把握することです。家じゅうの大きい物を数え、新居の間取り図に入るかどうかを確かめます。入らない家具が一つでもあると、そこから計画が変わります。

新居の採寸は、この時期に済ませておきます。幅と高さだけでなく、玄関・廊下・階段・エレベーターを通るかどうかを見ます。部屋に入る大きさでも、そこまでの経路で通らないことがあります。

引越しの逆算スケジュール8週間前から前日までにやることを、一つの表にまとめています。

3週間前を切っているとき

3週間を切ったら、全部を減らす計画は立てません。大きい物の行き先だけを決めて、残りは運ぶ前提にします。

この時点でやることは三つです。大きい物を数えて、出せるかどうかを確認する。出せない物は、運ぶか持ち込むかを決める。そのうえで、荷造りに入る。

使っていない部屋、押入れ、物置は、中身を見ずに箱に詰めて運んでも構いません。新居で開けたときに要らないと分かった物は、そのときに手放せます。運賃は増えますが、引越し日に間に合わないよりは影響が小さいことがあります。

ただし、大きい物だけは別です。運ぶと運賃に効き、新居で置き場所がなければまた手放すことになります。ここだけは、引越し前に決めてください。

1週間前から始めることになったとき

この時点では、片付けと荷造りを分けません。詰めながら、明らかな物だけを抜きます。

最初にやるのは、部屋から出さないと退去できない大きい物を数えることです。その日のうちに、住んでいる市区町村の受付で収集日を確認します。引越し日より前に取れるものは予約し、取れない物は、運ぶか持ち込むか、頼むかを決めます。

ここまでを一日で終えたら、残りは荷造りに専念して構いません。小物は新居に運んでから判断できます。判断の順番を逆にしないことが、短い日数で間に合わせる要点です。

賃貸では、置いていける物はないと考えてください。残置物があると、退去の精算で費用が発生することがあります。エアコンや照明など、設備として付いていた物と、自分で付けた物の区別も、契約内容で変わります。

迷ったときの分かれ目

引越し前に減らすか、新居で減らすか

引越し前に減らす

大きい物、重い物、かさばる物。運賃と手間が直接減る。新居に置き場所がない物も、ここで決めた方が二度手間にならない

新居で減らす

小物、衣類、本、書類。日数がないときは、箱に詰めて運んだ方が早い。新居での置き場所を決めながら判断できるので、判断の質も上がる

日数が足りないとき、範囲を削るか、人に頼むか

範囲を削る

運ぶ物を増やせるとき。小物を運んで新居で判断する形にすれば、引越し前にやる作業は大きい物だけになる

人に頼む

大きい物の手配が引越し日に間に合わないとき。運び出しだけを頼めば、日程を自分で決められる

よくある質問

引越しまで1か月あります。今から何をすればいいですか

大きい物の行き先を決めるところからです。家じゅうの家具・家電を数えて、運ぶ物・手放す物・迷っている物に分けてください。手放すと決めた物は、この時点で粗大ごみの申込みか、買取の日程調整に入ります。荷造りは後でも間に合いますが、大きい物の手配は日数がかかるので取り返しがつきません。

早く始めすぎると、生活しにくくなりませんか

早い時期にやるのは、減らすことではなく数えることと手配することなので、生活は変わりません。実際に物を出し始めるのは、使っていない場所(押入れ、物置、納戸、使っていない部屋)からです。ここは日常生活に使っていないので、早く手を付けても困りません。毎日使う物は、最後の一週間で構いません。

引越し会社が決まっていませんが、片付けは始められますか

始められます。片付けの日程は、引越し会社ではなく、大きい物の行き先で決まるからです。ただし、引越し会社が不用品の引き取りに対応している場合があるので、決まった時点で、引き取れる品目と料金を確認してください。対応していても、家電リサイクル法の対象品は別扱いになることが多く、料金も荷物の運賃とは別に決まります。

新居がまだ決まっていません

新居が決まっていなくても、手放す物の判断はできます。今の家で使っていない物は、新居がどこであっても使いません。押入れ・物置・使っていない部屋から始めてください。決められないのは、今使っている家具が新居に入るかどうかだけです。ここは新居が決まってから採寸します。

急な引越しで、2週間しかありません

減らすことを一度あきらめて、大きい物だけに絞ってください。部屋から出さないと退去できない物を数え、その日のうちに収集日を確認します。取れる予約は取り、取れない物は運ぶか、持ち込むか、頼むかを決めます。小物は箱に詰めて運び、新居で判断してください。2週間で全部を減らそうとすると、大きい物の手配が間に合わなくなります。

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引越し前の片付け|退去日から逆算する段取りと、不用品を手放す順番全体の流れと段取りをまとめてあります。

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捨てる前に、買取査定という選択肢があります

粗大ごみに出す前や、回収を頼む前に一度ご確認ください。 家具・家電・不用品の中に、値段が付く物が混ざっていることがあります。 査定額を見てから、売るか手放すかを決められます。出張費・査定費・キャンセル料は0円です。

買取できない物の回収は、許可を持つ提携事業者へお取り次ぎします。 内容により有料になる場合があり、料金は作業前に必ずお見積りをご提示します。

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