引越しの片付け 逆算スケジュール ― 前日から数えて組み直す
この表は、引越し日を0日として逆算したものです。上から順にやりますが、日数が足りない場合は下の区切りから拾って、間に合う分だけを実行してください。
区切りの中で一つだけ落とせないのは、4週間前の「大きい物の手配」です。ここを過ぎると、日程を自分で動かせなくなります。
8週間前 ― 数える
この時期は減らしません。数えます。
家じゅうの家具と家電を紙に書き出して、運ぶ・手放す・迷い、の三つに印を付けます。迷いが多くても構いません。この後の作業で減っていきます。
同時に、収納の区画(引き出し一つ、棚一段、押入れ一段、箱一つ)を数えます。これが後の作業量の目安になります。
8週間前にやること
- 家具・家電を数えて、運ぶ/手放す/迷い に印を付ける
- 収納の区画数を数える(作業量の目安になる)
- 新居が決まっていれば、間取り図に今の家具が入るか当てる
- 引越し会社の見積もりを取り始める
6週間前 ― 行き先を決める
手放すと決めた大きい物の行き先を決めます。売る・譲る・粗大ごみとして出す・持ち込む、のどれかです。
売る可能性がある物は、この時期に見てもらいます。荷造りが始まってからでは、物が箱に入っていて見せられません。動作する家電、傷みの少ない家具、楽器、工具などが対象になります。
譲る相手がいる場合は、この時期に受け渡しの日を決めます。「誰かにあげる」のままだと、引越し日まで家に残ります。
売れるナビ売りたい物から、買い取っているお店を探す見てもらう先を探すのがこの時期です。品目別に、買い取っている店があるかを確かめられます。
4週間前 ― 手配する(ここが締切)
粗大ごみとして出す物を申し込みます。この区切りが、この表で一番大事な場所です。
申し込みから引き取りまでの日数は、市区町村と時期で変わります。3月から4月にかけては引越しが集中するため、収集の予約が取りにくくなることがあります。住んでいる市区町村の受付で、収集日を確認してください。
この時点で新居が決まっていれば、採寸をします。部屋に入る大きさでも、玄関・廊下・階段・エレベーターを通らないことがあります。通らない家具は、ここで手放す側に回します。
この区切りを過ぎると、収集の日程を自分で動かせなくなります。ここから先は「間に合わせる」ではなく「間に合わない前提で立て直す」段階に変わります。
捨て方事典粗大ごみの出し方 ― 申込から収集までの手順申し込みの手順と、市区町村ごとの受付方法はこちらです。
2週間前 ― 使っていない場所から詰める
荷造りを始めます。順番は、使っていない場所からです。押入れ、物置、納戸、使っていない部屋、季節外の物。
詰めながら判断しないでください。判断の重い物(写真、手紙、書類)が出てきたら、そのまま箱に入れて新居へ運びます。ここで判断を始めると、荷造りが止まります。
この時期に、手配が取れているかどうかを確認します。取れていない物があれば、運ぶか、持ち込むか、頼むかに切り替えます。
1週間前 ― 生活の物に入る
毎日使う物以外を詰め終える時期です。食器、衣類、本、日用品のストック。
冷蔵庫の中身を、この時期から減らし始めます。買い足しを止めて、あるものから使い切ります。運搬前に電源を抜いて霜を取る必要があるので、前日までに空にできる量にしておきます。
洗濯機も、前日までに水を抜きます。抜き方は機種によって違うので、取扱説明書か、メーカーの案内で確認してください。
1週間前にやること
- 毎日使う物以外を詰め終える
- 冷蔵庫の中身を使い切る計画にする(買い足しを止める)
- 手放す物のうち、当日までに家から出ない物がないか確認する
- 新居のどの部屋に何を置くかを決めて、箱に部屋名を書く
3日前 ― 出しきる
手放すと決めた物を、家から出しきる時期です。ここで家の中に残っている物は、当日に運ぶことになります。
ゴミの収集日を確認して、出せる分は出します。一度に出せる量に決まりがある地域では、数日に分けて出す必要があります。
冷蔵庫の電源を抜いて、霜取りを始めます。水が出るので、下に受けるものを敷いてください。
前日 ― 当日に判断を残さない
前日にやるのは、判断ではなく確認です。
残っている物が全部箱に入っているか、当日に運ぶ物と処分する物が混ざっていないか、貴重品と当日使う物(充電器、着替え、薬、鍵、印鑑)が分けてあるか。
洗濯機の水抜きと、冷蔵庫の電源を抜くのは、前日までに済ませます。当日の朝にやると、水が残った状態で運ぶことになります。
前日の確認
- 当日使う物を一つの袋にまとめる(鍵・印鑑・充電器・着替え・薬・現金)
- 冷蔵庫の電源を抜き、水を受ける物を敷く
- 洗濯機の水抜きを済ませる
- 運ぶ物と処分する物が混ざっていないか、部屋ごとに見る
- 新居の鍵の受け取り方法と時間を確認する
当日と翌日
当日は、判断をしません。運ぶ作業だけにします。当日に「これは持っていくか」を考え始めると、作業が止まります。
旧居を出る前に、忘れやすい場所を見ます。ベランダ、物置、床下収納、押入れの天袋、洗面台の下、玄関の靴箱の上、郵便受け。
翌日以降にやるのは、新居で開けた箱の中身の判断です。使わないと分かった物は、この段階で手放せます。新居の市区町村の決まりは、前の住まいと違うので、あらためて確認してください。
この表のとおりに進まないとき、どこから拾うか
4週間前の手配から
大きい物がまだ手配できていないとき。日数がかかるのはここだけなので、他を飛ばしてもここは先にやる
2週間前の荷造りから
大きい物の手配が済んでいるとき。残りは自分の作業速度で調整できるので、詰める作業に集中してよい
よくある質問
この表のとおりにやらないと間に合いませんか
全部をやる必要はありません。日数がかかるのは4週間前の手配だけで、あとは自分の作業速度で調整できます。残り日数が少ない場合は、大きい物の手配を最優先にして、荷造りは詰めるだけにしてください。小物の判断は新居に運んでからでもできます。
荷造りはいつから始めるのがいいですか
使っていない場所からなら、2週間前で間に合います。押入れ・物置・納戸・季節外の物は、生活に使っていないので早く詰めても困りません。毎日使う物は1週間前から、最後まで使う物は前日に詰めます。早すぎる荷造りは、生活しにくくなるだけで、間に合うかどうかにはあまり効きません。
冷蔵庫と洗濯機はいつ準備すればいいですか
冷蔵庫は3日前に電源を抜いて霜取りを始め、中身は1週間前から減らし始めます。洗濯機は前日までに水抜きをします。どちらも、水が残った状態で運ぶと床が濡れます。手順は機種によって違うので、取扱説明書かメーカーの案内で確認してください。
旧居で忘れやすい場所はどこですか
ベランダ、物置、床下収納、押入れの天袋、洗面台の下、シンクの下、玄関の靴箱の上、郵便受け、駐輪場、車庫です。どれも普段は開けないので、当日に見落とします。前日のうちに一度、この順で見て回ってください。
新居に着いてからやることはありますか
箱を開けながら、使わないと分かった物を手放していきます。この段階の判断は、置き場所を見ながらできるので、引越し前より決めやすくなります。手放し方は、新居の市区町村の決まりで変わります。分別も粗大ごみの扱いも、前の住まいと違うことがあるので、あらためて確認してください。
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引越し前の片付け|退去日から逆算する段取りと、不用品を手放す順番全体の流れと段取りをまとめてあります。