メニュー

断捨離のやり方 ― 順番と量から決めると、途中で止まらない

断捨離が途中で止まる原因は、やる気ではなく段取りにあります。このページでは、どこから手を付けるか(順番)、一回にどれだけやるか(量)、何を残すか(基準)、出た物をどこへ持っていくか(行き先)、そして減った状態を保つ仕組みを、この順番で決めていきます。品目ごとの捨て方や、売った場合にいくらになるかはここでは扱わず、判断が済んだあとに別のサイトへ渡します。過去に一度つまずいた経験がある方は、「一回の作業は『量』で区切る」の節から読んでください。

断捨離の段取り

上から順に進めます。なぜその順番なのかを書いてあるので、事情に合わないところは飛ばして組み替えてください。

  1. 始める前日(10分)

    「今日やる範囲」「残す基準」「出た物の行き先」の三つを紙に書く

    なぜ作業中に考えることを一つに減らすため。三つを同時に考えると疲れが早く来て、途中で止まる

  2. 当日の最初の15分

    引き出し一段など、狭い範囲を一つ空にする

    なぜ広い場所からの「全部出し」は達成感より先に混乱を生む。狭い範囲が空になる体験を先に作ると、そのあとの判断が速くなる

  3. 作業中(60〜90分)

    基準に合う物だけ残し、迷う物は保留箱に入れて手を止めない

    なぜ一個ずつの迷いは短くても積み上がる。保留を許すことで全体の速度が保てる

  4. 終える30分前

    新しい場所に手を付けず、出した物を行き先ごとに袋・箱へ分ける

    なぜ片付け途中のまま日をまたぐと、翌日は前日の続きではなく散らかった床の掃除から始まることになる

  5. 当日の終わり

    手放す分を、生活動線から外した一角にまとめて置く

    なぜ部屋の中に置いたままだと数日で元の場所に戻る。物理的に離すことが戻り防止になる

  6. 翌日〜1週間以内

    住んでいる地域の収集日や持込先に合わせて実際に家から出す。売る可能性を調べる物は別にしておく

    なぜ出す日を決めずに袋を積むと、袋そのものが新しい物置になる

  7. 1か月後

    保留箱を開け、一度も取り出さなかった物を手放す

    なぜ保留は先送りではなく判断材料を集める期間。期限がないと箱だけが増える

  8. 3か月後

    収納の空き具合を測り、寸法の合う入れ物だけを買う

    なぜ空きの大きさが分かってから選ぶと、置き場所に入らない入れ物を買わずに済む

  9. 半年ごと

    1週間だけ、家に入ってきた物の数を数える。全部ではなく、増えやすい種類を一つか二つに絞る

    なぜ元に戻るかどうかは出す量ではなく入る量で決まる。入口の数字を年2回見れば、戻りきる前に気づける

止まる原因は意志ではなく、決めていない三つがあること

断捨離が止まる場面は、たいてい同じ形をしています。引き出しの中身を全部出したところで判断が詰まり、床に広げた物をまたいだまま夜になる。翌朝には昨日より散らかった部屋があって、手を付ける気が失せる。ここで多くの人は自分の性格を責めますが、原因は始める前に決めていないものが三つあることです。一つ目は今日どこまでやるかという範囲、二つ目は残すか手放すかの判断基準、三つ目は出た物の行き先。この三つが空欄のまま手を動かすと、物を一つ持ち上げるたびに三つの問いを同時に考えることになります。

逆に言えば、この三つを作業前に紙に書いておけば、作業中に考えることは「これは基準に合うか」の一つだけになります。判断が一つに減ると手が速くなり、終わりが見えるので途中でやめにくくなります。このページの並びもその順番です。範囲と量を決め、基準を作り、出た物の行き先を用意し、最後に減った状態を保つ仕組みを置きます。収納の工夫を先に持ってこないのは意図的で、入れ物の話は減らし終えて空きの大きさが見えてからのほうが、選ぶ判断が正確になるからです。

一回の作業は「場所」ではなく「量」で区切る

「今日はクローゼットをやる」という決め方は、区切りとして大きすぎます。クローゼットの中身がどれだけあるかは開けてみるまで分からず、終わりの時刻が読めません。読めないから途中で力尽きる。代わりに使うのは量の単位です。引き出し一段、棚板一枚、衣装ケース一箱、紙袋一つ。この単位なら、始める前に「これを空にすれば今日は終わり」と言えます。終わりを自分で宣言できることが、続くかどうかを分けます。

量の目安を作るときは、時間ではなくかさで測るほうが分かりやすくなります。たとえば「大きめの袋一枚ぶん出す」「段ボール一箱を空にする」と決めておくと、達成したかどうかが自分の主観に左右されません。時間で区切る方法(十五分だけ、と決める)も有効ですが、これは「取りかかれない」タイプの人向けの入口であって、進み具合を測る物差しには向きません。取りかかるのが苦手なら時間で始め、続けられるようになったらかさに切り替える、という使い分けが現実的です。

一回の作業は六十分から九十分に収めると、片付けの途中で日をまたぐことが減ります。長く続けるほど迷いが増え、後半になるほど「とりあえず取っておく」に寄りがちです。これは意志の弱さではなく疲れによるものなので、時間を延ばして粘るより、区切って翌日にもう一回やるほうが、結果として減る量は多くなります。二、三回やってみると、自分に合う長さがだいたい分かります。

断捨離が進まない・疲れたとき止まっている場所を五つに分けて、それぞれの直し方を書いています。

捨てる基準は借りてこない。自分の暮らしから作る

よく知られた基準に「一年使わなかったら手放す」があります。これは考え方としては筋が通っていますが、そのまま当てはめると引っかかる物が出てきます。冠婚葬祭の靴、来客用の寝具、数年に一度しか出番のない工具。ここで例外を認めるかどうかで悩みはじめ、悩んだ結果ほとんどが例外になって作業が止まります。基準は借りてくるものではなく、自分の暮らしに合わせて書き直すものです。

作り方は単純です。手放すか迷った物を五個ほど手元に置き、それぞれについて「なぜ残したいのか」を一言で書きます。書き出すと、理由が数種類に収れんします。よくあるのは「高かったから」「もらった物だから」「またやるかもしれない趣味の道具だから」「痩せたら着るから」の四つです。そのうえで、その理由を残す条件として認めるかどうかを自分で決めます。たとえば「高かったから」は残す理由にしない、「使う予定が日付で言えるものは残す」というように、理由の側に線を引くのです。

この作り方の利点は、同じ悩みで二度止まらないことです。基準が物の名前ではなく理由の側にあるので、次に別の物で迷ったときも同じ線が使えます。逆に「服は三十着まで」のような数量の基準は、着る枚数が季節や仕事で変わる人には合いません。数を先に決めるより、理由の線を先に引くほうが、暮らしが変わっても持ちこたえます。

  • 残したい理由を書き出す(五個ぶんで十分)
  • 理由を種類ごとにまとめる
  • それぞれ「残す理由として認めるか」を決める
  • 認めた理由と認めない理由を紙に残し、次回も同じ紙を使う

服と書類の減らし方量が多くて止まりやすい二つは、基準の作り方が違います。

迷った物は保留箱へ。ただし箱の数と期限を先に決める

迷った物をその場で決めきろうとすると、一個あたりの迷いが積み上がって、作業全体が止まります。迷った物を入れておく箱を一つ用意して、そこに入れたら次に進む。これで手は止まりません。ただし保留は使い方を誤ると先送りの倉庫になります。防ぐ条件は二つで、箱の数を一つに固定することと、開ける日を最初に決めることです。

箱を一つに固定すると、箱がいっぱいになった時点で「入れるために何かを出す」必要が生まれます。この瞬間に、箱の中の物どうしを比べる判断が発生します。物単体では決められなかったことが、同じ立場の物と並べると決まる。これが保留箱の効き目で、単に決断を遅らせているのではありません。期限は一か月が扱いやすい長さです。一か月のあいだに一度も箱を開けなかったなら、その物なしで一か月暮らせたという事実が残ります。

保留に向かない物もあります。書類や通帳、印鑑、権利に関わる紙は、迷ったら保留ではなく別の場所にまとめて保管してください。これらは「使わなかったから不要」という判断が当てはまらない種類の物で、手放したあとに必要になると、再発行に手間と時間がかかります。同じく、家族の共有物や、自分以外に持ち主がいる物も保留箱には入れません。

どこから手を付けるか ― 判断が軽い場所を先にする

始める場所は、思い入れの薄い物が多い場所から選びます。判断が軽い場所で手を動かすと、基準が正しく働くかどうかを低いリスクで試せますし、目に見えて空いた場所ができることで次に進みやすくなります。具体的には、洗面所の収納、玄関の靴箱、冷蔵庫、食器棚の奥、書類の入った引き出しの手前側あたりです。これらは使う頻度がはっきりしていて、期限切れや壊れた物のように迷う余地のない物が混ざっています。

逆に、最初に手を付けないほうがいい場所があります。写真とアルバム、手紙、子どもの作品、故人の物、趣味の収集品です。ここは一つ手に取るごとに時間が止まる場所で、最初に開けると一日が思い出をながめる時間で終わります。順番としては、暮らしに直結する場所を三か所ほど終えて、基準が自分の中で固まってから触るのが穏当です。

部屋単位で言えば、最後まで残りがちなのは押入れ・納戸・物置です。ここは一度全部出さないと中身が分からず、出したら戻せなくなるため、まとまった時間と、出した物を一時的に置く床の空きが要ります。つまり、他の場所が片付いて床が空いてから着手するのが合理的です。順番を守るというのは、要するにここに早く手を出さないという意味でもあります。

  • 一巡目:洗面所・靴箱・冷蔵庫・食器棚(迷いが少ない)
  • 二巡目:衣類・本・書類(基準を試す)
  • 三巡目:押入れ・納戸・物置(床が空いてから)
  • 最後:写真・手紙・作品・収集品(時間を別に取る)

断捨離はどこから始めるか最初の一区画に向く場所と向かない場所を並べています。

出た物の行き先を、作業を始める前に決めておく

減らす作業でいちばん見落とされるのが、出た物をどこへ持っていくかです。行き先が決まっていないと、袋にまとめた物が部屋の隅に積まれ、数日で「触ってはいけない山」になります。山ができると、その周りを避けて生活するようになり、片付いた実感が消えます。始める前に、行き先ごとの置き場を分けておいてください。分け方は「自治体の収集に出す」「店や施設へ持ち込む」「人に譲る」「売る可能性を調べる」「保留」の五つで足ります。

品目ごとにどの区分になるかは、住んでいる自治体の分け方で変わります。粗大ごみの扱いになる大きさの基準、家電リサイクル法の対象になる四品目の出し方、資源の日の指定は自治体ごとに違うため、このサイトでは個別の出し方は扱いません。品目別の捨て方は捨て方の専門サイト、売った場合の相場は買取の専門サイトで扱います。ここで決めるのは「どの区分に入れるか」までです。

一度にたくさん出た場合の注意点が一つあります。自治体の収集には一回に出せる量の上限があったり、粗大ごみの申し込みから収集日まで日にちがかかったりする地域が多く、まとめて出そうとすると数週間に分かれることがあります。作業日を決める前に、住んでいる地域の申し込み方法と収集までの日数を確認しておくと、袋が家にとどまる期間を短くできます。

自分で運び出せない量になり、片付けを事業者に頼むことを考える場合は、確認する場所が一つ増えます。家庭から出た不用品のうち買取できない物を運んで処分するには、一般廃棄物収集運搬業の許可が必要です。頼む先がその許可を持っているかは、自治体が公表している許可業者の一覧で確かめられます。費用は内容によって変わるため、作業前の見積りで範囲と金額を確認してください。

捨て方事典品目から捨て方を探す「自治体の収集に出す」に分けた物が、実際に何ごみになるかを品目別に調べられます。

売れるナビ売りたい物から、買い取っているお店を探す「売る可能性を調べる」に入れた物は、買い取っている店があるかどうかから確かめられます。

戻ってしまうのは出す量ではなく、入る量で決まる

何度片付けても元に戻る、という悩みの原因はほぼ一つです。出す量より入る量が多い。当たり前のようですが、片付けの話は出す側ばかりが語られ、入る側はあまり数えられていません。試しに一週間だけ、家に入ってきた物の数を数えてみてください。買った物、届いた物、もらった物、持ち帰った紙。数えてみると、思っていたより多いと感じる方が少なくありません。この数字を知らないまま出す努力を続けても、量は釣り合いません。

仕組みとして効くのは、入口に条件を付けることです。よく使われるのは「一つ入れたら一つ出す」ですが、これは同じ種類の物にだけ適用するほうが続きます。服には服、食器には食器、というふうに範囲を決めると、判断が具体的になります。もう一つは、置ける総量を場所で決めてしまう方法です。本は棚一段まで、紙袋はこの引き出しに入るだけ、というように器の側を上限にすると、超えた瞬間に自分で気づけます。数を数えるより手間がかかりません。

そして、片付けたあとに収納用品を買うのは有効ですが、順番が逆になると効果が反転します。先に入れ物を増やすと、その容量まで物が戻り、総量は変わらないまま出費だけが増えます。買うのは、減らし終えて空きの大きさが分かってからで十分です。減った状態を一か月ほど暮らしてみると、本当に足りない入れ物と、あれば便利なだけの入れ物の区別がつきます。

断捨離しても戻ってしまうとき余白の作り方と、しまう動作の数について書いています。

家族と暮らす家では、自分の物と共有物を先に分ける

一人暮らしと家族のいる家では、断捨離の難しさの種類が違います。家族の家では、家の中の物が自分の物、家族の物、共有物の三つに分かれていて、自分で決められるのは一つ目だけです。ここを分けずに始めると、成果が出ないだけでなく、勝手に捨てた捨てないの話に発展します。最初にやるのは、自分の物だけを対象にすると宣言することです。順番としても、自分の物が減って空いた場所ができてから話すほうが、話が通りやすくなります。

共有物は、判断の基準を先に合わせます。たとえば食器なら「来客用は何人分まで持つか」、日用品のストックなら「置く場所はここまで」というように、物ではなく上限を話し合う形にすると、誰かの好みを否定する話になりません。決められない物は、この家では保留箱ではなく「一年後にもう一度話す物」として置き場所を分けておくほうが穏やかです。

家族の物については、本人が決めるのが原則です。使っていないように見えても、本人にとっては現役ということがあります。片付けを進めたい側が声をかけるときは、対象を一か所に絞り、判断は持ち主に委ねる形にしてください。実家の物や高齢の親御さんの物を扱う場合は事情が変わり、話の進め方そのものが課題になります。これは実家の片付けとして別に扱います。

記録の残し方と、休むときの決め方

続ける仕組みとして地味に効くのが、写真です。作業前に、手を付ける場所を一枚撮っておく。終わったらもう一枚。減った量は自分の感覚では分かりにくく、翌週には「あまり変わっていない気がする」と思いがちですが、写真は変化をそのまま残します。文字の記録を付けるなら、日付と場所と「袋いくつぶん出したか」の三項目で十分です。時間や気持ちを書く欄を作ると、書くこと自体が負担になって続きません。

休み方も先に決めておきます。断捨離が続かなくなる典型は、二週間ほど集中してやったあと、何かの用事で一度飛ばし、そのまま戻らなくなる形です。これを防ぐには「やらない週」を最初から予定に入れてしまうのが有効です。毎週やる約束より、隔週や月二回のほうが、飛ばしたときの心理的な落差が小さくて済みます。また、体調が悪い日、気分が沈んでいる日は判断が「取っておく」に寄るので、無理に進めないほうが結果的に速く終わります。

記録は、続けるかやり方を変えるかの判断にも使います。三回ぶんの記録を並べて、出た袋の数が回を追うごとに減っているなら、その場所はもう終わりに近いので次の場所へ移ります。逆に、毎回ほとんど出ていないのに時間だけかかっているなら、原因は場所ではなく基準です。理由の線を引き直すか、保留箱を開ける日を早めるほうが早く進みます。同じやり方を回数で押し切ろうとすると、疲れだけが残ります。

迷ったときの分かれ目

どちらが正しいという話ではありません。何が違えばどちらを選ぶかを並べます。

休日にまとめてやるか、毎日短時間ずつやるか

休日にまとめてやる

押入れや納戸のように、一度全部出さないと中身が分からない場所を扱うとき。終わりの時刻を先に決められて、当日その通りに切り上げられる場合

毎日15分ずつやる

平日しかまとまった時間が取れないとき、または過去に途中で止まった経験があるとき。引き出し一段・棚一枚のように区切れる場所が残っているうちはこちら

迷った物をその場で決めるか、保留箱に入れるか

その場で決める

数秒で気持ちが決まる物、同じ種類の物が複数あって並べて比べられる物。保留に回すほど、後で開けたときに判断が重くなる

保留箱に入れる

家族の意見が要る物、季節をまたがないと使うか分からない物。ただし箱は一つだけ、開ける日は一か月後と先に決めておく

売る手を探すか、手放しを優先するか

売る可能性を調べる

型番が分かる家電や、使用感の少ない品、状態の良い趣味の道具。写真を撮って型番を控える手間を、今の生活で許せるとき

手放しを優先する

出品や持込に使える時間が取れない、家に置き場がない、引越しなど期日が決まっているとき。調べている間に部屋が元へ戻るなら、優先度は下げる

収納用品を先に買うか、減らしてから買うか

先に買う

買い替えだけの場合。今使っている入れ物が壊れていて、同じ用途・同じ容量の物に置き換えるとき

減らしてから買う

これから減らす場合。空いた量が分からないうちに買うと、その容量まで物が戻る。一か月暮らして、置く場所の内寸を測ってから足りない分だけ買う

思い出の物を現物で残すか、記録にして手放すか

現物で残す

年に一度でも手に取る機会がある物、家族の合意がまだ取れていない物、手ざわりや大きさ自体に意味がある物

写真や書類の形にして手放す

量が多くて保管場所を圧迫している、紙や布の劣化が進んでいる場合。撮影する日を先に決めてから手放すと後悔が出にくい

自分だけで進めるか、人の手を借りるか

自分だけで進める

判断が要る物が中心で、運び出す大きな物が少ないとき。作業を分割して数週間かけられるとき

人の手を借りる

大型の家具の搬出や高所の作業があるとき、期日までに終える必要があるとき。頼む範囲が作業だけか、出た物の処分まで含むかで必要な許可が変わるので、見積りの前に範囲と許可の有無を確かめる

よくある質問

断捨離はどこから始めるのがいいですか

思い入れの薄い物が多い場所からです。洗面所や靴箱、冷蔵庫のように、期限切れや壊れた物が混ざっている場所は判断の練習になります。ここで自分の基準が働くかを試してから、衣類や本のように数の多い場所へ進みます。どうしても写真やアルバムから始めたい場合は、その日は見返して選ぶことだけにして、手放す判断は基準ができてからにしてください。眺める時間が長くなること自体は悪いことではありませんが、部屋の状態は変わらないまま体力だけが減ります。

どのくらい減らせば終わりですか

減らす総量に正解はありません。終わりの目安として使いやすいのは、割合ではなく状態です。床にじかに置いてある物がないこと、収納の中に手を入れる余裕があること、探し物をせずに目的の物が出せること。この三つが満たされていれば、それ以上減らす必要はありません。逆にこの三つが満たされないうちは、何割減らしたかに関係なく作業が残っています。数値目標を先に置くと、必要な物まで手放す方向に働くことがあります。

途中でやる気がなくなって止まってしまいます

止まる直前に何が起きていたかを思い出すと、原因はだいたい二つに絞れます。判断が難しい物にぶつかったのか、出した物の置き場が決まっていなかったのか。前者なら保留箱を用意して手を止めない形にし、後者なら行き先ごとの袋を先に並べておけば解決します。どちらでもなく単に疲れて止まったのなら、一回の長さが合っていません。次はもっと短く区切って、まだ続けられる状態でやめてみてください。次に取りかかるときの抵抗が小さくなります。

高かった物がどうしても捨てられません

支払った金額は既に出ていったもので、持ち続けても戻りません。それでも決められないときは、物ごとに悩むのをやめて、「高かったから」という理由を残す理由として認めるかどうかを一度決めてしまうのが近道です。認めないと決めれば以降は迷わずに済みます。もう一つの方法は、使う予定を日付で言えるかどうかで分けることです。言えるなら残し、言えないなら保留箱へ入れます。状態が良く型番が分かる物なら、手放す前に売れる可能性を調べる選択もあります。金額の目安は買取を扱う別のサイトで確認してください。

家族の物を勝手に捨ててもいいですか

持ち主が決めるのが原則です。使っていないように見えても、本人にとっては現役ということがあります。勝手に手放すと、物そのものより信頼を失うほうが後々こたえます。進め方としては、まず自分の物だけを対象にすると伝え、空いた場所を見せてから相談するほうが話が通ります。共有物は個別の物ではなく、置く場所の上限を話し合う形にすると、誰かの好みを否定する話になりません。実家の物や高齢の親御さんの物は事情が変わるので、別に扱います。

一度にたくさん物が出ました。どう出せばいいですか

先に分けます。自治体の収集に出す物、店や施設へ持ち込む物、譲る物、売る可能性を調べる物の四つです。分け終えたら、収集の申し込みだけを先に済ませてください。粗大ごみは申し込みから収集日まで日にちがかかる地域が多く、量が多いと数週間に分かれることがあります。申し込みを先にしておけば、待っている間に残りの仕分けが進みます。品目ごとの出し方や、粗大ごみになる大きさの基準は自治体で異なるため、住んでいる地域の案内と、捨て方の専門サイトで確認してください。

片付けを事業者に頼むとき、何を確かめればいいですか

作業の範囲と、出た物の扱いを分けて確認します。片付けや整理の作業そのものと、買取できない物の収集運搬・処分は別の話で、家庭から出た不用品を運んで処分するには一般廃棄物収集運搬業の許可が要ります。頼む先がその許可を持っているかは、自治体が公表している許可業者の一覧で確かめられます。料金は内容によって変わるので、見積書に作業範囲・処分費が含まれるか・車両の台数・追加が出る条件が書かれているかを見てください。「一式」だけの見積書は内訳を出してもらいましょう。

収納用品は買っていいですか

減らし終えてからにしてください。空きの大きさが分からないうちに買うと、その容量まで物が戻り、総量は変わらないまま出費だけが増えます。買うときは、置く場所の内寸と、入れる物の量を先に測ってから選びます。目安は、減らした状態で一か月ほど暮らしてからです。その間に、本当に足りない入れ物と、あれば便利なだけの入れ物の区別がつきます。例外は買い替えで、今使っている入れ物が壊れていて、同じ用途・同じ容量の物に置き換える場合は先に買って構いません。

また元に戻ってしまいました。最初からやり直しですか

やり直す必要はありません。戻ったのは出す量より入る量が多かったからなので、見る場所を出口から入口に移します。一週間だけ、家に入ってくる物を数えてみてください。全部を数えると続かないので、増えやすい種類を一つか二つに絞るのが現実的です。服が増える家なら服だけ、紙がたまる家なら郵便物と書類だけで足ります。対策は二つで、その種類に「一つ入れたら一つ出す」を決めるか、置ける場所の側を上限にしてしまうかです。数を管理するより手間がかかりません。

断捨離をすると気持ちも変わりますか

物が減れば、掃除にかかる手間と探し物の時間は目に見えて減ります。ここは作業量に応じて変わるので、期待して構いません。一方で、気持ちや暮らし全体の変化には個人差があります。物を減らすと軽くなる問題と、そうでない問題があるため、成果を気持ちの側で測ると「これだけやったのに変わらない」と感じて続かなくなります。測るなら、出した袋の数、床の見える面積、探し物をした回数。この三つのほうが動きが見えます。

断捨離のくわしい記事

このページは全体の流れです。下は、その中でつまずきやすいところを1つずつ掘った記事です。

ほかの片付け

PR|このサイトの運営会社のサービスです

捨てる前に、買取査定という選択肢があります

粗大ごみに出す前や、回収を頼む前に一度ご確認ください。 家具・家電・不用品の中に、値段が付く物が混ざっていることがあります。 査定額を見てから、売るか手放すかを決められます。出張費・査定費・キャンセル料は0円です。

買取できない物の回収は、許可を持つ提携事業者へお取り次ぎします。 内容により有料になる場合があり、料金は作業前に必ずお見積りをご提示します。

送信いただいた内容は査定のご連絡にのみ使用します。 運営:株式会社LINKBANK/古物商許可 埼玉県公安委員会 第431270050713号