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台所の片付け ― 使う回数で分けると、迷わずに減る

台所は家の中で最も「使う回数」がはっきり分かる場所です。毎日使う、週に一度使う、年に数回使う、ここ一年使っていない。この四つに分けると、思い出や値段に迷わずに減らせます。

手を付ける順番は、食品、消耗品、調理道具、食器です。食品は期限で機械的に決まり、食器は好みが入って一番迷います。迷わない物から始めて、判断の力が残っているうちに食器へ進みます。

台所が片付かない理由は、種類が混ざっていること

台所には、性質のまったく違う物が一つの空間に集まっています。期限のある食品、使い切る消耗品、道具として選ぶ調理器具、好みで選ぶ食器。これを「台所の物」として一度に片付けようとすると、判断の基準が一つに定まらず、手が止まります。

食品は期限、消耗品は在庫の数、調理道具は使う回数、食器は使う回数と人数。それぞれ違う基準で見ると、判断は速くなります。同じ引き出しに混ざっていても、種類ごとに分けて見てください。

片付ける前に、台所で「毎日やっている動き」を一度なぞってみてください。朝の支度、夕食の準備、洗い物、片付け。その動きの中で手が伸びる場所に毎日の物が集まり、伸びない場所に使わない物がたまっています。減らす場所は、その伸びない場所から選びます。

四つの種類と、減らす基準

種類ごとに、残す・減らす基準を一つに決めます。

種類残す基準手放しやすい物
食品期限内で、次の一か月に食べる予定が言える期限切れ、開封して長く経った調味料、いつ買ったか分からない乾物、同じ物の三本目以降
消耗品(ラップ・袋・洗剤)今使っている物と、その予備が一つ同じ用途の予備が三つ以上、使いにくくて棚に戻した物、景品でもらって使わない物
調理道具月に一度以上使う。年に数回でも、それが無いと作れない料理がある同じ用途の重複(フライパンが五枚)、使い方が難しくて使っていない道具、壊れかけの物
食器家族の人数プラス来客分で、実際に食卓に出る物欠けた物、引き出物で箱のまま、同じ大きさの皿が人数の倍以上、使わない来客用のセット

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進める順番

判断が軽い種類から重い種類へ進みます。一日で全部やらなくてよいので、一回に一つの種類か、一つの棚だけにします。

  1. 最初

    食品。冷蔵庫、冷凍庫、乾物の棚を全部出し、期限と状態で分ける

    なぜ基準が期限なので迷わない。空いた場所ができて、次の作業の仮置きに使える

  2. 次

    消耗品。同じ用途の物を集めて、使用中と予備一つを残す

    なぜ在庫の数で決まる。集めると重複の多さが目に見えて、判断が進む

  3. その次

    調理道具。全部を作業台に出し、この一か月に使った物だけ元の場所へ戻す

    なぜ戻す形にすると「使っていない」が自動的に残る。棚に入ったまま見ると、全部使っている気がする

  4. 最後

    食器。一度の食事で使う枚数を数え、人数分と来客分だけ手前の棚へ。残りは箱へ

    なぜ好みが入って一番迷う。箱に入れて三か月使わなければ手放す、と時間で決める

作業台を空けたまま保つ置き方

減らしたあとに戻らないためには、作業台の上に何も置かない状態を基準にします。調味料も道具も、使う場所の近くに定位置を作り、使ったら戻します。

定位置の決め方は、使う回数と使う場所です。毎日使う物は、しゃがまずに手が届く高さに。週に一度の物は、その上か下の段に。年に数回の物は、吊り戸棚の上か別の場所に。この三段で並べると、出しやすい段に毎日の物だけが残ります。

収納用品を先に買わないことも大切です。減らす前に買うと、今ある量に合わせた入れ物になり、減らす理由が消えます。減らし終えてから、残った物に合う入れ物を選びます。

家族と共用している台所で揉めないために

台所は家族の誰かが毎日使っています。使っていない人が勝手に減らすと、使う人の手順を壊します。減らすときは、実際に料理をする人が判断するか、その人に「この一か月で使ったか」だけを聞いて仕分けます。

食器の中でも、もらい物や記念の物は判断が重くなります。台所の作業の中では決めず、別の日に持ち越してください。台所の片付けは「使う回数」で終わらせ、思い出の判断は混ぜません。

始める前の十分でそろえる物

台所は途中で手が止まると夕食に響きます。始める前に、次の物をそろえてから取りかかります。

台所の片付けを始める前に

  • ごみ袋を三枚(可燃・不燃・資源)。市区町村の分け方に合わせて口を開けておく
  • 期限切れの食品の中身を出すためのボウルと、容器を洗うためのスポンジ
  • 作業台を空けるための一時置きの箱。終わったら必ず空にする
  • 手放す調理道具と食器を入れる箱。ふたを閉じて玄関側に置く
  • タイマー。一回の作業は九十分までにし、残り三十分で戻す
  • この一か月の献立を思い出すためのメモ。使った道具を判断するときに見る

迷ったときの分かれ目

来客用の食器セットを残すか

残す

この一年に来客で使った実績があり、置き場所が決まっているとき。使う人数分だけに絞れば場所は減る

手放す

箱のまま何年も開けていない、来客のときも普段の食器で足りているとき。場所を占めるだけになっている

使っていない調理家電を残すか

残す

作りたい料理がはっきりあり、次に使う時期が言えるとき。壊れていなければ置き場所を決めて残す

手放す

買ってから数回しか使っておらず、しまい込んでいるとき。同じ料理が鍋やフライパンで作れるなら重複

よくある質問

台所の片付けは何から始めればいいですか

食品からです。期限で機械的に決まるので迷わず、冷蔵庫や棚に空きができて次の作業の仮置きに使えます。次に消耗品、調理道具、最後に食器の順で、判断が軽い物から重い物へ進みます。

食器は何枚残せばいいですか

一度の食事で実際に食卓に出る枚数を数え、家族の人数分と来客分を残します。残りは箱に入れて三か月置き、その間に使わなければ手放します。枚数の決まりはなく、家の食べ方で決まります。

家族が「まだ使う」と言って減らせません

使う人の手順を壊すので、使っていない人が判断しないことが先です。料理をする人に「この一か月で使ったか」だけを聞いて仕分けてください。思い出やもらい物の判断は台所の作業から外し、別の日に持ち越します。

収納グッズを買ってから片付けた方がいいですか

減らし終えてからにしてください。先に買うと今の量に合わせた入れ物になり、減らす理由が消えます。残った物の量と使う場所が決まってから、それに合う入れ物を選びます。

期限切れの調味料や乾物はどう捨てればいいですか

中身と容器を分けます。中身は市区町村の分別に従い、液体は紙や布に吸わせて可燃ごみに、粉や乾物はそのまま可燃ごみに出す所が多いです。容器はプラスチック・ガラス・金属の素材ごとに資源か不燃に分けます。分け方は市区町村ごとに違うので、案内で確かめてください。

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家の片付けの進め方|どこから始めて、どの順番で終わらせるか家全体を片付けるときの順番と、途中で止まったときの立て直し方をまとめてあります。

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